「黒十字サナトリウム」/中里 友香
12 03, 2008 01:29
![]() | 黒十字サナトリウム (2008/09/17) 中里 友香 商品詳細を見る |
発売日に書店で平積みされてるのをみかけてからずーーーーーっと気になっていたんですけど、ちぃとも書評がひっかからなくて、誰かが読んでくれるのをじーーっと待ち続けていたの半分。いや、この表紙だとハズしそうな予感がして(汗)。
あと半分は、うちの図書館はリクエスト出して買ってくれるまで1ヶ月以上かかるのよねー。
で、やっと読めた。
言葉遣いというか表現がなめらかでとても美しくて、耽美だけど無駄なえろてぃしずむが無くてすらすら流れるように一気読み。
(あー。バチスタのドラマ見忘れたよー。)
むせ返るような官能は無かったので、内心ほっとしてたのは内緒。
それは大丈夫かい?とやや心配になるキリスト教の大胆な解釈や、あちこちに散りばめられてる吸血鬼ネタに歓心しつつ(「吸血鬼ハンターD」で育ちました;苦笑)。吸血鬼の存在理由とサナトリウムがなぜ彼の地にあるのかっていうのに納得しちゃったりして。
全部を読んでみると結構あっさりの印象で、重くて暗〜い悲壮感とか宿命とかって無いし、書店でちょっと引いたこの軽めの表紙も悪くないんじゃないか。
言葉のセンス・つむぎ方が好きなタイプなので、今後の作品も期待したいところです。

